GÉRARD Story

ジェラールについて

日本でも50年前から愛されているフランスチーズ「ジェラール」は、創業者フランソワ・ジェラールが、フランス各地の酪農家が作っていたチーズを自宅の蔵で完璧に熟成させ、品質の高い状態でお客様に届けるという、新しい事業として始まりました。
フランソワ・ジェラール亡き後も、家族が彼の意志を受け継ぎ、偉大で豊かな伝統的チーズ作りのノウハウを積み重ね、150年にわたり絶えず研究・革新を続けています。

1811年~創業者
フランソワ・ジェラール生誕

フランソワは、自然豊かなフランスのル・トリ村に生まれ、その地に根付く酪農業を活用した新しい事業の礎を築きました。
山地の酪農家からマンステールチーズを集めて回り、自宅の蔵で酪農家が作ったチーズを安定した状態で熟成させ、より品質の高いチーズを作り上げました。
完璧な状態に熟成させたチーズは評判となり、馬車で遠方の顧客まで届けることもありました。

1869年~家族がフランソワの意思を
受け継ぐ

フランソワが亡くなり、まだ13才だった長男のエミールが母と妹の援助で熟成の事業を引き継ぎましたが、しばらくは、生活が困窮していました。
時々、故郷から400km離れているリヨン市の「アル」(中央市場)まで馬車で運んだチーズを販売していました。
10年後に少しづつ状況が良くなり、父が手掛けた熟成技術の研究を改めて続けました。

1898年~“フロマジュリ・ジェラール”
の開設

父の事業を引き継いだ次男ユジェーヌは、近辺の酪農家から生乳を仕入れ、自社でチーズ製造を始めました。
当時は、別々の所で行われていたチーズの製造と熟成の機能をひとつの施設内に統合する「フロマジュリ・ジェラール」の開設は、チーズ業界において画期的なこととして評価され、ユジェーヌはフランスチーズ産業におけるパイオニア的存在となりました。

1924年~引き継がれる技術

農業技師の資格を持ったユジェーヌの息子、ジャン・ジェラールは手作りだったチーズ製法を工業化し、細菌学や換気の管理の重要性など、科学的根拠のもとに技法の開発を行いました。
それらのチーズ生産の技法は業界で広く取り入れられるようになり、一般的なものとなっていきました。

1838年~トップクラスの技術力

チーズ製造業社「フロマジュリ・ジェラール」は数々のチーズの製造・熟成を手掛け、その規模と知名度は同業者の中でもトップクラスとなり、技術力も競合各社を寄せ付けないレベルでした。

1960年~日本を含め、世界各国に
品質の高い商品を提供

その後もジェラール社は絶えず伝統的ノウハウの維持、研究、革新を続け、付加価値の高い独自の「スペシャリテ・フロマージュ(特製チーズ)」を作り続けました。
ボングラン社(フランス大手乳業メーカー/現在のサヴァンシア フロマージュ&デーリー社)と合併することで、フランスのみならず世界各国に上質なチーズを提供し、皆様に喜んでいただくために努力を重ねています。
現在では、欧米を中心とした各国で知られる老舗ブランドとなりました。

  • 日本で放映されていたTVCMより
2021年~より多くの方にジェラールを
楽しんでいただけるよう
商品パッケージ・ウェブサイトをリニューアル

GERARD(ジェラール)のチーズは日本でも50年前から輸入されており、現在では輸入チーズのNo.1ブランドに成長しました。
2021年には、親しまれていた商品のパッケージを一新すると同時に、チーズの味わいや、美味しい食べ方、相性の良い飲み物など、チーズの楽しみ方をより多くの方にお伝えするために、ウェブサイトもリニューアルいたしました。
これからも、本物の熟成チーズをもっと身近に楽しんでいただくために、“ARTISAN FROMAGER(チーズの匠)”ジェラールの取り組みは続きます。